サイドストーリー

〜第9章〜戦闘準備
紫雷龍「なぁ、紫翔龍AIって作れるか?」
紫翔龍MkU「ん?なんでだ?」
紫雷龍「いやさ〜〜、これだけパーツもあることだしもう1機味方がいると後で楽だろうからさ〜。
AIなら攻撃喰らっても怯まないし臆さない」
紫翔龍MkU「そうだな…AI学習用パーツがあればコアに組み込んで作れないことも無いな」
紫雷龍「じゃぁ、買ってくるか?」
紫翔龍MkU「いくらぐらいだ?」
紫雷龍「100000Cぐらいじゃないか?」
紫翔龍MkU「高いな〜、今所持金いくらよ?」
紫雷龍「所持金はICカード残高500000Cぐらいだな」
紫翔龍MkU「へ!?なんでそんなあんだ!?」
紫雷龍「なんでって、ミッションクリアの報酬手付けてないから。まぁ少々飯代、弾代に飛んでるけど」
紫翔龍MkU「へぇ〜〜、以外と今リッチなんか」
紫雷龍「おう!!レイヴン専用銀行には100000000Cはあるぞ?」
紫翔龍MkU「余裕ありまくりだな。行ってらっしゃい」
紫雷龍「おう!!」
タッタッタッタッタッタッタッタ…
シュィィ…
レイン「あれ?紫雷龍は?」
紫翔龍MkU「AI学習装置買いに行った」
レイン「へ?なんで買うの?」
紫翔龍MkU「え?」
レイン「グローバルコーテックスに連絡すれば無料でもらえるよ?」
紫翔龍MkU「…あちゃ〜〜…」
レイン「まぁいっか。お金結構あるし」
シュィィ
フォグシャドウ「お、レインいたか丁度いい。ちょっと頼み事あんだけどちょっと来てくれないか?」
レイン「え?いいですよ?なんですか?」
フォグシャドウ「いやな〜〜、ここの下の方に移動要塞あるって言ったじゃん。あれどうやって動かすかわかんないんだよ。
レインなら分かるかな〜?ってさ」
レイン「分かりました、じゃ早速試してみますか?」
スタスタスタ…

−地下 ファル・スティズ コックピット−
レイン「うわぁ〜〜、すごい」
フォグシャドウ「砲門の修復具合はどうだ?ファル」
ファル「現在349砲門修復中です。後部にあった土砂は取り除いておきました」
フォグシャドウ「そうか、ご苦労。ところでファル・スティズの動かし方をこいつに教えてくれないか?」
ファル「この女性ですか?了解です。ではコックピットに搭乗してください」
レイン「了解、あ私レインです。ヨロシクね、ファル」
ファル「了解です。では起動方法から…まず補助機関を起動…その後に………………」
フォグシャドウ「…俺外にいるわ」
レイン「了解です」
スタスタスタ
フォグシャドウ「…ふぅ、訳わかんねぇなあの説明。むずいっつ〜の」
ヒュィィィィ!!!
フォグシャドウ「!?もうメインエンジンを起動したのか!?」
レイン『フォグさん、聞こえますか〜〜??』
フォグシャドウ「聞こえるぜ〜〜」
レイン『…おかしいな聞こえてないのかな?」
フォグシャドウ「聞こえてるって〜〜」
ファル『レイン、スピーカーだけじゃなくてマイクの電源も入れないと…』
レイン『あ、忘れてた!!…っとこれでいいはず。フォグさん聞こえます?』
フォグシャドウ「聞こえてるよ〜〜」
レイン『やった!!じゃぁ次は浮上してみよ〜〜!!』
ヒュィィヒュゴォォォォォ!!!!
レイン『浮いたぁ!!!』
フォグシャドウ「すごいなレインちゃん!!簡単に動かしてるな!!」
レイン『まだまだですよ〜〜、あと砲門の動かし方、旋回、オーバーブースト、などなどの操作方法わからないですから』
フォグシャドウ「そうか、まぁなんとかなるでしょ?外で動かしてみれば?俺は部屋にいるからさ!!」
レイン『了解です!!ではエレベーターの前に送りますね』
ビュォン!!
フォグシャドウ「!?ここは?エレベーター前?」
レイン『ワープ機能があってそれ使いました〜〜、ACも楽々です』
フォグシャドウ「そうか、あと頑張ってね〜〜レインちゃん」
レイン『は〜〜い』

−リビング−
5時間後…
紫雷龍「ただいま〜〜!!」
フォグ&レイン&紫翔龍「「「おかえり〜〜」」」
紫雷龍「うわ!!全員ハモった!!」
フォグシャドウ「別にハモってもいいじゃん」
紫翔龍&レイン「「ねぇ?」」
紫雷龍「…まぁ、いいか。じゃぁAI機体作ってくるわ」
紫翔龍MkU「了解」
スタスタスタスタ…

−AC格納庫−
紫雷龍「ふぅ…じゃぁどんな機体にするかな?ミッションのことも考えて全武装をエネルギー武器にした方がお得だな。
エネルギー回復を考えると4脚はきついな〜〜。タンクは機動力無いからな…2脚かフロートだな、
…俺と紫翔龍MkUはいつも2脚だからフロートで作るか!!この際脚部フロートだし最速を目指すかな…
やっぱ最速のMLR-MM/PETALだろうな!!コアもスピード重視、MCL-SS/RAY。
ヘッドはレーダー機能満載のCHD-07-VEN。アームはCAL-MARTEでショルダーパーツなににしようかな?
一応PETAL改造して積載量上げてあるから…MWC-LQ/35とMWC-LQ/80でいっかな?
腕の武器はこの前改造したKWB-SBR44改とCLB−LS-3771改でいいかな?うし!!決定!!コレにAIをコアパーツに組み込んでっと…」
コンピューター「設定完了、AI起動致シマス」
キュィィィィ
AI「ハジメマシテ、マスター。ワタシハAIトウロクバンゴウ、ZD-39u4e1
デス」
紫雷龍「…言いずらいな、お前にAI名つけた方がいいな。みんなに相談するか、ちょっと待ってろよ〜〜」
ZD-39u4e1「リョウカイシマシタ、マスター」
スタスタスタ…

−リビング−
シュィィン
紫雷龍「うぃ〜っす」
紫翔龍MkU&フォグシャドウ&レイン「「「おつかれ〜〜」」」
紫雷龍「…おう、ところであのAIに名前付けたいんだがなんかいいのないか?」
フォグシャドウ「う〜〜ん、ガイスのパイロットネームが紫雷龍だろ。パープルサンダードラゴンとか」
紫雷龍「…名前長」
レイン「はいは〜〜い!!ブラック・ハヤテ号なんてどう?」
紫雷龍「それは某錬金術師のマンガに出てきたろ。パクんなよな(ォィ)」
レイン「ちぇ〜〜、じゃぁドラグニル、ドラゴンとグングニルをくっつけた感じ、射突型ブレード付いてるし、なんか槍っぽいかな〜って」
紫翔龍MkU「俺からはラストサムライだ」
紫雷龍「だからパクリはやめぃ!!」
紫翔龍MkU「ならば特に思い当たらないからレインちゃんのに賛成で」
紫雷龍「OK、フォグさんのはキャンセルってことで…」
フォグシャドウ「まぁ、思いつかなかったから言っただけだがな。俺もレインちゃんのに賛成だ」
紫雷龍「んじゃ決定だな」
レイン「やったぁ!!ということでAIネームは『ブラック・ハヤテ号』に決定だぁ!!」
紫雷龍&フォグシャドウ&紫翔龍MkU「「「違うわ!!!!!」」」
レイン「どなんなくても〜〜…冗談で言ったのにぃ〜…『ドラグニル』だよね、了解了解」

ヴゥン…
グローバルコーテックス「緊急連絡だ!!全レイヴンにつぐ!!敵の本艦がついに見えてきた!!
この調子だと20〜30日前後でこの星に到着する!!」
紫雷龍「来たなぁ…!!」
フォグシャドウ「よっしゃ!!やったるか!!」
紫翔龍MkU「おう!!」
レイン「私もオペレート頑張るよ〜!!」

−敵 本艦−
???2「敵が我々を捕捉致しました」
???「そうか、ご苦労ナリム総司令」
ナリム「いえ、それよりどうするんですか?これから。イグナス大総統」
イグナス「そうだな、マスターの考え次第だな…一体なにをお考えか…」
ナリム「本艦に乗艦している者達のコールドスリープあと少しで解除されます。ゾグルデに残してきた者達も同じ頃に解除さ
れます」
イグナス「そうか、しかしあんな凶暴な奴らは本当に使えるのか?我々の先祖はあんなにも闘争心が多いのであろうか」
ナリム「私には理解出来ません。一体なんのためにゾグルデまでいかねばならないのですか?」
イグナス「さぁ…な、マスターには我々には明かしていないことがあるのであろう」
ナリム「…」
コンコン
イグナス「入りたまえ」
シュィィン
サルム「失礼致します!!」
イグナス「どうした?サルム大佐」
サルム「はっ!!先鋒隊、出撃準備整いました!!すぐにでも行けます!!」
イグナス「そうか、報告ご苦労、今より2時間後に先鋒隊出撃せよ」
サルム「はっ!!では失礼致します!!」
シュィィン
ナリム「この戦いは本当に意味のあるモノなのでしょうか?」
イグナス「余計なことを考えるんではない!!ナリム総司令!
!君の下についた部下達への示しがつかないであろう!!」
ナリム「…失礼致しました…」


−マスターの部屋−
マスター「ふふふふ…あともう少しだ、もう少しで『あれ』が、『あれ』が我が手中に…!!ふははははは!!!」

−紫雷龍達−
紫雷龍「よし!!じゃぁミッションやるぞ!!」
紫翔龍MkU「こんなときにか!?」
紫雷龍「こんな時にこそだ!!AIの調子もみたいしな」
フォグシャドウ「んならば、いってらっしゃ〜い。俺は骨休めだ」
紫雷龍「わっかりました〜〜、じゃぁ行くぞ!!紫翔龍!!ドラグニル!!」
紫翔龍MkU「了解!!」
ドラグニル「リョウカイイタシマシタ、マスター」

−地下世界 アーカイヴエリア−
キサラギ「ご苦労、こんな時期に悪いな。しかしここは我々キサラギの管理下にあるエリアなのでな。近頃このアーカイヴエ
リアで未確認型のACの反応があるのだ、そしてあの中央にある地面に突き刺さった宇宙船に入っていったらしい」
紫雷龍「なるほど、わかりました」
キサラギ「ところで君の後ろのACはなんだね?僚機か?」
紫雷龍「まぁそうです、AIを作ったので実戦テストというわけです。こいつの分の報酬は必要無いので」
キサラギ「了解した、ではミッションを開始してくれ」
紫雷龍&紫翔龍「「了解」」
キサラギ「ん?今声が2種類したが…」
紫雷龍「い、いやいや!!AIに『ミッションを開始する』って言われたら『了解』って返事をするようにしたんですよ!!」
キサラギ「そうか、わかった」
紫雷龍「ばかやろう!!なに返事してんだよ!!
紫翔龍MkU「わ、わりぃ!!ついつい返事しちまった
紫雷龍「んじゃ行きます!!」
ギュィィン…ドゴォォォォ!!

−アーカイヴエリア 宇宙船付近−
紫雷龍「なんにもねぇな〜〜」
紫翔龍MkU「んだな〜〜」
レイン「ACの反応を確認!!来ます」
ガシュンガシュンガシュン
紫雷龍「フリーズ!!!」
紫翔龍MkU「なぜにフリーズ?
紫雷龍「一度言ってみたかったんだ!!
???「く!!見つかったか!!」
ドゴォォン!!ドゴォォン!!
紫雷龍「うぉわ!!いきなりグレネードかよ!!」
紫翔龍MkU「行くぞ!!相棒!!」
紫雷龍「あ!!俺のセリフとんなよ!!」
???「消えろぉ〜〜!!」
ドゴォォン!!ドゴォォン!!ドゴォォン!!
紫雷龍「くそ!!めんどくせぇ敵だな!!しかたねぇ!!発動
『グラビティ・コントロール』!!そして『ネオ・リミットジャンクション』!!!」
ギュィィ!!!
???「ぐあ!!これは一体!?」
紫翔龍「う…ここは?ACのコックピットか…ってのんびり語ってる場合じゃねぇ!!ついでにこいつもくらっとけ!!」
バシュゥゥン!!バシュゥゥン!!
紫翔龍「撃破!!リミット解除」
ギュゥゥン…
紫雷龍「うぉ…っと、倒したんかはえぇな」
紫翔龍MkU「おう、てかみてなかったんか?」
紫雷龍「どうやらジャンクション中は俺の精神は完全に止まるんだな。何も見えなかった」
紫翔龍MkU「そうか、しかしこれいいなぁ〜〜、俺も操作出来るし」
紫雷龍「まぁな、さてっと…おいこら!!てめぇがなんでここに来たのか吐いてもらうぜぇ〜〜」
???「うぅ…か…は…ここに来た理由は…この…宇宙船…を…使…う…ために…」
バシュゥゥン!!ドゴォォン!!!!
紫雷龍「なんだ!?」
ゲイル「久しぶりだな」
紫雷龍「出たなこんちくしょうが、その宇宙船直して飛ばして敵の本艦に攻撃かまそうってか?」
ガルラ「そういうことだ。おいゲイル、エネルギーも整備も完了した。そろそろ動かすぞ」
ゲイル「了解、さらばだ…我が弟よ…」
シュィィン!!!
紫雷龍「!?消えた!?」
紫翔龍MkU「テレポートだ!!やつら『シャドウアサシン』はもう宇宙船のなかだろうな、外からの入り口なさそうだし」
ゴゴゴゴゴゴギュィィィィ!!!!ゴォォォォォォォ!!!
紫雷龍「くそ!!飛びやがった!!」
紫翔龍MkU「俺らも行くぞ!!宇宙へ」
紫雷龍「ファル・スティズだな!!了解!!帰還しよう!!」
キサラギ「こちらキサラギ、聞こえるか?」
紫雷龍「はい、聞こえます」
キサラギ「任務完了だ、少々訳が分からないが一応報酬を払っておく」
紫雷龍「了解しました」
キサラギ「しかしそのAIもうダメだな…ぼろぼろだ」
紫雷龍「え?…ってうわぁ〜〜!!悲惨だ…」
キサラギ「…諦めろ、もう修復不可能だ」
紫雷龍「…うぃ…」

−紫雷龍宅 リビング−
紫雷龍「準備出来たか?」
フォグシャドウ「ばっちりだ」
レイン「こっちもOKだよ〜〜」
紫翔龍MkU「俺はなんにも必要ないからな。まぁOKだ」
紫雷龍「よっしゃ!!じゃぁ行くぞ!!宇宙へ!!」
フォグ&レイン&紫翔龍「「「おう!!!」」」

ファル「ファル・スティズ起動致します」
作者:朱雀さん