サイドストーリー

第六話 SAMURAI対月光
アナウンス「これより第4試合、C−3マッドナグ対C−2リュウの試合を開始します!東ゲートより挑戦者『マッドナグ』!」

わぁぁぁぁぁぁ!
観客の声が高鳴る!

マッドナグ「さぁ〜て!一発やってやるかー!」

マッドナグのAC、『ブラックキャット』がアリーナに登場した。

アナウンス「西ゲートよりランカーC−2『リュウ』」

うぉぉぉぉぉぉぉ!
そして向こうのゲートから真紅のACが現れた。
その機体名は『ソニックワイバーン』

リュウ「月光とサムライ……どっちが上か?勝負しようか」

マッドナグ「ああ、キッチリ決めようか!?」


               ……………レディー…………

                    GO!

開始と同時にロケットを撃つ!
が、容易に避けられる。

マッドナグ「これを避けなければ話にならねーからな」

リュウ「だろうね♪」

リュウはOBを起動し『ブラックキャット』に急接近した。
そして月光を振るった!が横にブーストで避けた。

マッドナグ「やっぱ、こんくらいは出来ないとな」

二人は再び距離を取ってミサイルの打ち合いが始まった。
だが、二人とも容易に回避する。

リュウ「はぁぁぁぁぁぁ!」

リュウは再びOBを起動し特攻をかけた!
マッドナグはミサイルで迎撃するが、リュウはミサイルをギリギリで回避しながら特攻した。
そしてハンドガンの射程内に入ったとたん、ハンドガンを乱射した!
その乱射したハンドガンは数発命中した!

マッドナグ「ちぃ!硬めらた!」

ハンドガンの反動で一瞬動きを止めた!

リュウ「もらったーーーーー!」

青い光がマッドナグを襲った!

マッドナグ「はぁぁぁぁ!」

受け止めた!
青い光を紫の光が受け止めていた!
マッドナグは右手のサムライで月光を受け止めていた!

リュウ「なに!」

マッドナグ「そこぉぉぉぉぉぉ!」

左のサムライを『ソニックワイバーン』に突き刺す。
が、寸前でバックブースターを発動させられ、避けられる!
そして空に舞い上がった。リュウは上から攻撃してくる。
マッドナグは押される!

マッドナグ「やろ!オート解除!マニュマルで!」

マッドナグは端末を走らせ、あるオート制御装置を解除した。それは……

マッドナグ「はぁぁぁ!」

空中にいるリュウに向かって光波を放った!

リュウ「なんだと!?」

リュウは驚き、回避できず直撃してしまう。
普通あり得ない事だ!普通光波は正面に、しか飛ばないはずだが、それが斜めに飛んできたのだ。

リュウ「マニュマルでしたのか!………ふっ素直に勝負するか……」

リュウは着地するといきなり月光以外の武器をパージした!

マッドナグ「…!…なるほど剣だけで勝負か…」

マッドナグもSAMURAI以外の武器をパージした。
向こうはハンドガンだけパージしなかったが、おそらく動きを止めることだけに使うのだろう。

リュウ「勝負!」

マッドナグ「はぁぁぁぁぁ!」

二人は同時にOBを起動し突撃した。
二機は急速に接近する。そして激突と同時に強烈な衝撃が走った。
見ると二機はブレードだけの戦闘をしていた。お互い尊前の所でブレードを避けている。

するとマッドナグが後ろに下がり、再びOBを発動した!

リュウ「後ろを取る気か!?」

即座にリュウもOBを起動した!……が、マッドナグは接近せずOBで離れた!

リュウ「何を考えている!?」

マッドナグ「こいつで決める!」

マッドナグはプログラムを書き換えた。書き換えたプログラムはEXプログラム!
マッドナグはまたOB発動しリュウに急接近した!

リュウ「今度こそ、後ろを取る気か!」

リュウは後ろに下がった。
がマッドナグが真上に来たとたん、突然止まった!
普通OB発動中には急止まれない!それが止まった!

マッドナグ「メテオ!」(魔法とかじゃない)

そして、そのまま落下し、紫に光が『ソニックワイバーン』を襲った。


月光が装備された左手を斬った!これで『ソニックワイバーン』の武器はすべて無くなった。
要するに戦うことは出来なくなった!

アナウンス「…………試合時間58分22,06秒……勝利条件:全武器使用不可………勝者!…マッドナグ!」

リストウィック「おいおい、勝ちまったぞ(汗」

ハヤト「5000Cが〜〜!!」

まぁこの二人は置いといて。

リュウ「……は……」

マッドナグ「ん?」

リュウ「ははははははははははははは!」

突然リュウが笑い出した!

リュウ「なに、こんな戦いは久しぶりだったから………負けたよ…」

マッドナグ「ふっ!確かに、こんな戦いは久々だ……勝ったのは、ほぼまぐれだ!」

リュウ「いやみか?」

マッドナグ「さぁな?」

リュウ「ところで何したんだ?」

マッドナグ「ん?……ああ、急に止まったやつね。あれはターンブースターを吹かしたんだ」

リュウ「ターンじゃ止まらないだろ!」

マッドナグ「プログラムを書き換えた。両方正面に吹かすようにな!」

リュウ「おいおい…バックブースターと同じにして止まったのはわかったが、あんな早くに書きかえられるのか!?」

普通ACの簡単なプログラムでも30分は掛かる。それを一瞬で………!

マッドナグ「いつかは使うつもりだったからな、すぐに書き換えられる様にしてたんだよ」

リュウ「……なるほど……」

前もって書き換えたサンプルがあれば、コピーすれば一瞬で書きかえられる。
しかしそんなことをするレイヴンは初めて見た。

アナウンス「もうすぐ次の試合が始まります。直ちに退去してください」

アナウンスが二人の会話に割り込む、結構立ち話をしていたものだ。

マッドナグ「また相手してくれよ…」

リュウ「そっちもな…」

そんなことを言いながら、お互い出てきたゲートを出ていった。



アリーナガレージ

マッドナグ「さぁ〜、勝ってやったぞ!賭けk」

主任「さっき逃げたぞ…」

マッドナグ「何!逃がすか」

すかさず後を追う。

カフェ『最後の灯火』

マグナス「うへぇ〜すごい戦いだった!」

そしてここにも賭けをしたやつが……

G「うわ〜!負けた〜〜〜!」

シルバーフォックス「まぁ、良い戦いだったから良いではないか」




あとがき
また元の長さに戻ってしまった。
ちなみにカフェの名が『最後の灯火』のわけは、シルバーフォックスの愛機『ラストバーニング』を翻訳(少し意味は違うが(汗
作者:リストウィックさん