サイドストーリー

AC3外伝B・C・G 〜死闘〜
「ドアが開くぞ!!構えろ!!」
ゲドが大声で言った。それと同時にコールとブラスはすかさず構えた。


ウイィィィィィン・・・・・



「・・・・・・・・・・・・。」
広い部屋の真ん中にACが1機立っていた。そのパイロットからは殺気が満ちていた。
「ちっ、殺気の正体はあいつか・・・。」
ACはフロートタイプで右腕にマシンガン、左腕にブレードを装備していた。
「・・・このACまさか!?・・・くっ・・やはり。」
コールはコンピューターで解析して驚いた。
「どうした!?コール!こいつの正体は!?」

「ランカーAC・・・アフターペインを確認・・。パイロットは・・・エグザイル・・・。」

「何!?あのエグザイルだと!!!。」
おもわずゲドも驚いた。

「・・・・・・・・・・・もう始めていいな?」
エグザイルはそう呟いた瞬間、マシンガンを乱射しながら3人に突っ込んでいった。
3人はすかさず左右に散った。
「大丈夫か!?たとえ相手がエグザイルでも、こっちは3人だ!!
 俺は正面からいくからコールとブラスは背後から頼むぞ!!!。」
そう言ったゲドはすかさず肩のミサイルを撃った。
「了解!!」
2人も大型ロケット、マシンガンを撃ち込むがアフターペインにはかする程度だった。
「うおぉぉぉぉぉ!!!!。」
今度はゲドのACゲルニカが拡散レーザーを撃ちながらアフターペインに突っ込む。
拡散レーザーは数発当たるがアフターペインはすばやく左に回りこみブレードでゲルニカに
斬りかかった。まさにその姿は死神だった。
「これはまさか!MOONLIGHT!?。」



ズドン!!!!!!!!



ゲルニカはよけきれずアフターペインに右腕を奪われた。
「ゲドさん!!!」
コールはおもわず声を上げた。
「心配するな!!右腕だけだ!!」
ゲルニカからは煙と火花が出たが機体破損までにはいたらなかった。
「・・・・・・・・・・・・運がいいな。」
アフターペインはまたMOONLIGHTでゲルニカに襲いかかった。
「二度も同じ手は受けん!!」
今度はすばやく避けた。
「こっちもいるの忘れないでくださいよ!」
ブラスのACクールヘッドもマシンガンを撃つ。
するとアフターペインは弾を避けずにクールヘッドに突っ込んできた。
「MOONLIGHTだな!!!」
そう予想したブラスはすかさず右に避けようとする。
「・・・・・・・・・・・・残念。」
しかしエグザイルはそう呟くとクールヘッドの後ろに回り込みマシンガンを乱射した。
「何・・・!?」
後ろを取られたクールへッドは引き離そうとするがアフターペインはしっかりとらえていた。
「ブラス!!!」
コールはそう言うと両腕バズーカを撃ち込む。
「・・・・・・・・・・ちっ。」
クールヘッドはなんとか機体破損をまぬがれたが少しアフターペインのマシンガンを受けすぎてしまった。
「くっ、肩のレーダーとスラッグガンがやられたがまだやれる!!」
クールヘッドはそれでもまだマシンガンを放つ。
「ひるむな!!」
ゲルニカもミサイルを撃つがどれもアフターペインには当たらない。
すると今度はコールのACザ・サンにジグザグに動きながら突っ込んでいった。
「く!!きたか!!!」
ザ・サンは避けようとするがゲルニカ同様右腕を奪われた。
「・・・・・・・・・・・・また運がいい。」

「くっ、このままじゃあ・・。」
ザ・サンは大型ロケット撃つが無意味だった。
「化け物か!!こいつは!!」
その後も何度も攻撃するがほとんど当たらない。
ついにはゲルニカとザ・サンは弾切れになってしまった。
「くそ!!あとはブラスだけか・・・。」
そう言った瞬間ブラスのマシンガンも弾切れをおこした。
「弾切れ!?あとは火炎放射器だけしか・・・。」
ついに頼みの綱も切れてしまった。

「・・・・・なんだ・・・・・もう終わりか?・・・・・ん?」
「何!?これは・・・!レーダーに反応!?まだ敵がいるのか!?」
レーダーにはこの部屋に向かってる反応が1つだけあった。
「もうだめなのか・・・・。」




3人に〈死〉という一文字が頭の中に浮かび上がった。
作者:RYOSUKEさん