サイドストーリー

Mission Complete 第二章
「あ〜あ。金が減っちまった。」

この前のミッションの報酬が無かったからだ。

「ホープレス、次は一人で特攻すんなよ。」

「そうだよ。もしホープレスがいなくなったら、ぼくたちはどうやって生きてけばいいか考えられないよ。」

「縁起でもねェこと言うな!!」

「「あっはっはっはっは」」

三人は友情を深めていった。


ある日、ファルコナードはBランク試験をうけていた。

Bランク試験内容は、三体のACが戦い、勝者一人がBランクに昇格する。

ドゴォーン!!
ズガガガガガガガガ!!
シュババババ!!

二体の敵ACは戦っていた。

しかし、ファルコナードは一人逃げていた。

「この戦いに勝てばいいんだ。向こうの人たちが戦って弱った時に交戦しよう。」

ズガガガガガガガガ!!
バウォン!!
ドゴォーン!!

まだ、戦いは終わらなかった。

なので、ファルコナードは仕方なく交戦することにした。

カチッ。

ブレードを切り換えた。

「いくよ!」

ヴォン!!ヴォン!!

六つの光波が飛び出した。

音はしなかったが、二体とも二つずつくらった。

そして、OBをして敵機の方へ行った。

バシャン!!バシャン!!

ボボボボボボ!!
ドゴーン!!!

「くそ!」

「この勝負もらった!!」

「Bランクは俺だ!!」

ヒュ〜〜〜〜〜!!
カチッ
ゴ〜〜〜〜〜!!

また、OBをした。

「その手にはかからねーぞ!!」

ヴォン。

敵機は急に右にずれ、避けようとした。

「そのスピードじゃもう手遅れだ。」

敵機はキャノンを構えた。

「あまい!!!」

ファルコナードはOBを止めず、旋回用補助ブースターを使った。

「ヤバイ! 逃げねば!」

しかし、既に遅すぎた。キャノンをはずすのに時間がかかるからである。

「読まれていたのは、お前の方だ!!!!」

バシャン!!バシャン!!

ピンクのブレードが敵機をぶち抜いた。

「ぐあぁぁ!!」

ドゴーン

「やったー!!! Bランク獲得!!!!」


「「おめでとう」」

「ありがとう!ホープレスとジュドのおかげだよ。」

現時点では、ホープレスが『A』、ファルコナードが『B』、ジュドが『D』である。

ジュドは攻撃力が無いのでDなのだが、射撃に関してはSランクの腕前ではないかと言われている。

「ん!? ホープレス、メールだよ」

「どれどれ。」

 『はじめまして。リサ・クルーツと申します。今回、あなた方三人のオペレーターとなりました。これからよろしくお願いします。』

「やっとこれでオペレーターがつくようになる。」

ピーピーピー。

「依頼だ!! リサからだ!!」

<こんにちは。キサラギからの依頼が入りました。今回の依頼は地下深くの遺跡に複数のMTがいるのでこれを排除して欲しいとの事です。>

「よし、今すぐ行くぞ!!」

三人は遺跡へ向かった。


「よし、戦闘モードに切り換える。」

「リサさん。初のミッションですけど緊張せずに行きましょう。」

<ありがとうございます。>

「ジュドはひだり。ファルコナードは右上。俺は下へ行く。皆気をつけろよ。」

「「了解!」」

<MTはざっと四十体ほどです。>

「ありがとう。」

「ファルコナード。こちらに、八体ほどいます。」

バシバシ!!バシバシ!!
バシバシ!!バシバシ!!

すかさず、ブレードで切り刻んだ。

「ホープレス。こちらは気配すらない。」

「こちら、ジュドもだ。」

<皆さん。我々が来たことを察知したのか、MT部隊が急にいなくなりました。>

「じゃあ皆引き揚げよう。」

三人は最初にいた広場に戻った。

その時!!

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

「地震か!!?」

「いや、ちがう。前方の壁が崩れているだけだ。」

周りは砂埃で何も見えなくなった。

ヒュ〜〜〜〜〜ズゴォ〜〜〜〜〜〜!!!
バシュン!!

いきなり何かが出てきて炎影の左腕を切り落とされた。

「何だ今のは!!?」

三人は後ろを振り返った

「ACのおでましだよ。」

ホープレスは「又かい」という感じであった。

「でも、今のは速かったぞ。」

ジュドはそれしか驚くことが無かった。

しかし、ファルコナードはピクリとも動かなかった。

「お・前は、僕が憧れていた、世界一の剣豪の『月光』。」
作者:ホープレスさん