サイドストーリー

LAW&CHAOS
−未踏査地区−

ジェイク「カイゼル。そっちの様子はどうだ?」
カイゼル「特に変わりはない。 それにしても、この遺跡はホントに何もないな」
カイゼル「何処まで行っても、クモの巣や、埃をかぶった石像くらいしか見ないぞ」
ジェイク「ああ、確かに。 でも、ま。上が調査しろって言ったんだから俺らは従うだけさ」

クレストは前日、発見した遺跡を調査するため。2体のMTを送り込んでいた。
このオールドコードには多くの要塞や遺跡が存在するがそのほとんどは使われておらず。
極一部の者。(テロリスト)や警備用無人MTなどの居場所になっている。
そして、今回の遺跡調査も何事もなく終わるはずだった・・・。

ジェイク「なんだ、これは・・・。」
カイゼル「どうした。ジェイク」
ジェイク「すごい物を発見した、今すぐ来てくれ。」
カイゼル「分かった。すぐ向かう」
ジェイク「それにしても本当にこいつはすごい・・・。」
ジェイクの目の前には苔がほぼ全身に生えたACが右足を伸ばし左足を曲げ、頭部を伏せていた。 
もちろん機械的な音は聞えない。
ジェイク「こいつ、ずいぶん古いなぁ。」
機体に触ると苔が剥がれ落ち、その下から、綺麗な白い色が見える。 
ジェイク「でも、なんでこんなところに・・・。」
カイゼル「おいジェイク! 一体、これはなんだ?」
ジェイクの通信で駆けつけたカイゼルも機体を降り、彼の側に近づく。
ジェイク「俺にもよくわからない。 お前はどう思う?」
カイゼル「うーん、化石のようなACが目の前にあるとしか・・・。」
ジェイク「だよな。とりあえず、ここだと外部まで通信が届かないから俺は一度、本部へ戻り連絡する。」
カイゼル「分かった。俺はもう少し、調べてみる・・・。」

カイゼルを残し、ジェイクは機体のブーストの出力を上げた・・・。

カイゼル「とりあえず、こいつが今も動くか調べてみるか。」
ACに近づき苔の付いた操縦室のハッチを開ける・・・。
カイゼル「おぉ・・。」
思わずカイゼルは息を漏らす。
その理由は、埃こそかぶっては入るが、エラーを示すランプが点滅している。
つまり、最小限の機能は起動しており電源事態に問題はないという事だ。

カイゼルはモニタの埃を手を広げ払い、エラーの原因を調べてみた。
モニタには Without setting it up の文字が・・。
カイゼル「起さないで・・・。なんだこのエラーメッセージは?」

ガシャン!

急にハッチが自動で閉まり、カイゼルは操縦室に閉じ込められた。
カイゼル「はっ・・・・なに! 」
次の瞬間、強い衝撃でカイゼルは気を失う・・・。
その時、ACの目は確かに光を帯びていた。 


「メールが届いてます」

TITLE 緊急の依頼

SENDER クレスト

全てのレイブンへ伝達する。
ついこの間、未踏査地区で我が社が発見した遺跡を調査するため調査部隊を派遣した。
1人の調査員の報告によると、遺跡内には古いACが見つかり、一人の調査員が残って調べていると話していたが。
その約1時間後にはアーカイブエリアで遺跡内で見つかったと思われるACが目撃されている。
このACは同時刻そのエリア内を移動中だった我々の重要物資を積んだ輸送部隊を撃破。
また、その護衛役のレイブン。MTも破壊している。
問題のレイブンは現在。アーカイブエリアに留まり、
付近を移動中の部隊。ミラージュ。クレスト、キサラギ関係なく攻撃している。
今回の依頼はこのレイブンを目標とし撃破して欲しい。
今までのことを考えると相当苦戦を強いられると考えられる。
よって、今回は複数のレイブンに参加してもらい、この目標の撃破に死力を尽くしてもらいたい。
報酬は決して安くはないはずだ。 各レイブン達の働きに期待する。


クイ−ル「なるほどねぇ〜 どうも最近、騒がしいと思ったよ♪」
モニタに反射された顔はまだあどけなく無邪気に笑ってる。
クイ−ル「ねぇ、バルガスはどう思う?」
バルガスと呼ばれた男はその時、ACのメンテナンスをするため工具を弄っていた。
その体格は大きく筋肉質で日焼けした肌が汗を滴らせていた。
バルガス「まあ、俺には関係ないな」
見た目どおりバルガスの声は太く低いもので、その内容はクイ−ルを不満にさせる。
クイ−ル「おいおい、バルガスさんや、せっかく人が話を振ってるのに冷たくはないですかぁ 僕ぁ、泣いちゃうよ♪」
バルガス「泣きたければ泣いてろ。 それより、お前明日アリーナがあるだろ?メンテナンスしとかなくていいのか?」
クイ−ル「ああ、いいの♪いいの♪ こっちの方が大事だよ!」
そう言って人差し指を立てモニタに映し出されたメールを指差す。
バルガス「・・・・。」
無言でそれを見つめるバルガス。
クイ−ル「考えてみてよ! この作戦には複数のレイブンが参加するわけ! つまり、参加すれば報酬はもらえるのです♪」
クイ−ル「えー ここで、私の作戦を説明します。 バルガス君よく聴きなさい。」
クイ−ル「まず、僕とバルガスは戦闘開始直後に他のレイブンとある程度距離を取ったところに行きます。」
クイ−ル「あとは、待つだけ♪ 目標がほとんど動かなくなった時に現れてミサイルやライフルで攻撃する。」
クイ−ル「これで、ほぼ無傷で高額な報酬げっちゅ! な訳です。 どうよ?」
バルガス「お前らしい考えだな。」
あらかじめ予測していたのか、それとも彼が元々冷静な性格だからかは分からないがバルガスはまったく表情を変えない。
バルガス「いいか、作戦とはこう考えるものだ。」
バルガスは机に身体を向けそこら辺にあったACパーツの説明書を裏返し筆をはしらせた。
バルガス「まず、目標のアーカイブエリアでは砂嵐が吹き荒れる日もある。これに備えた頭部パーツ。または肩武装のレーダーは必要だ。」
バルガス「そして、中心から円を書くように小さい丘が各地に広がっている。 この地形を利用した戦術が重要になってくる。」
どんどん筆をはしらすバルガス。
クイ−ル「・・・・。」
バルガス「とりあえず、部隊を3部隊に分けたほうがいいだろう。」
バルガス「A部隊は敵と直接、接近戦による戦闘。 そして、B部隊は中距離後方から、キャノン。ライフルによる援護。」
バルガス「C部隊は戦闘開始直後、それぞれ左右の丘の上からミサイルなどで援護。これで、完璧だろう。」
クイ−ル「じゃあ、そゆことで明日は頑張ろう♪」
そのまま、クイ−ルはベットに突っ伏した。
バルガス「・・・・。」
バルガスはそのまま自分の手を見て沈黙した。

合計で6機。当日にはクイ−ルとバルガスを含めて6人のレイブンが集まった。
アーカイブ近郊のベースキャンプでお互い顔を合わせる。
クイ−ル「うわぁー いっぱい、いるよ〜」
バルガス「まあ、今回の作戦で名前を売りたい者。金儲けする者。いろいろだろうな。」
クイ−ル「とりあえず、みんな仲良くやりたいよね〜」
クイ−ルの言葉は紛れもない言い訳だった。
バルガス「スケアヘッド。ワンストロークにラファールか・・・。」
クイ−ル「げ、ワンストロークいるの! あいつ全然強くないのにプライド高いからキライ〜」
バルガス「参加した理由はおそらくお前と同じだな」
クイ−ル「むぅ〜! それにラファールまでいるしさ。 あの女、僕をガキ扱いするんだ!」
バルガス「しっ! そろそろ今回の作戦について説明があるぞ」
クイ−ル「・・・。」
テントの中に入って来たのは人柄の良さそうな男だった。
男「みんなよく集まってくれた。今回の任務は複数のレイブンによる共同作戦だ。」
男「そして、本作戦の指揮を取るのは私。ファイアーバードだ。よろしく頼む。」
ファイアーバード「いくらこちらが数で勝っていると言っても敵は強敵だ各自油断はするな。以上」
スケアヘッド「待ってください。これは作戦会議でしょう?具体的な作戦はないのですか?」
ファイアーバード「君もレイブンなら作戦にこだわるより自分のスタイルにこだわりたいだろ?」
ファイアーバード「そゆことで、作戦はみんな無理をしないように。やばくなったら退却する事。それ以外は自由だ。」
スケアヘッド「・・・分かりました。」
クイ−ル「どう思う?バルガス。」
バルガス「実質的に実力はファイアーバードの方が上だろうな。 スケアヘッドもACの腕は悪くはないが、名前を売ることが大事なんだろ。」
クイ−ル「ふーん♪」



ディシュン!! ディシュン!!
ドカン!  ドカン!!
エネルギー兵器や実弾が自己主張する中・・・。
陽動部隊隊長「クソッ レイブンはまだか!! このままだとヤバイぞ!」
アーカイブエリア作戦区域内では陽動部隊と遺跡で発掘された白いレイブンが戦っていた。
1秒。
1秒のうちに1つの戦車。戦闘機。またはMTが破壊されていく・・・。

陽動部隊兵「通信が入りました。レイブンからです。」
陽動部隊隊長「よし、まわせ!」
ファイアーバード「待たせたな。 あとはこちらが引き受ける。下がってくれ」
陽動部隊隊長「助かった。 後は頼む。」
陽動部隊とレイブンらが後詰により入れ替わる。

ファイアーバード「各自散開。目標を撃破せよ!」
全員「了解!」
それぞれ散り、戦闘態勢に入る。
ラファールのエクレールはオーバードブースターを使い敵との距離を縮め、ブレードの体制に入る。
その後ろで、ファイアーバードのカロンブライブとスケアヘッドのアドヴェントもオーバードブーストを使い、エクレールを援護する。
一方、ワンストロークのプロフェットは長距離から破壊力のあるキャノンで後方より援護。
そのさらに後ろにクイ−ルの乗るホークアイとバルガスのルガヴィが左右に別れる。
ホークアイは白と青の爽やかな外見だが、左手に装備されている。MOONLIGHTは強力だ。
また、空中戦に強い逆関節で右手には長期戦を想定されたマシンガンを持ち、肩には軽量なミサイルを搭載している。
クイ−ルのホークアイはそのまま左の丘の上で様子をうかがう。
それと、同時に右の丘で様子を伺っているバルガスのルガヴィは赤と黒で統一された機体でホークアイとはまったく違う。
それは武装に関しても同じで重量級で最も防御力の高い二足に腕。コアで構成されていて、左手にはシールド。
右手には実弾のライフル。 肩には両肩用に作られた協力なミサイルが装備されている。
この二つの機体は時に「天使と悪魔」と呼ばれる事がある。
クイ−ル「それでバルガス、どうする?」
バルガス「まずは、様子見だな。目標の白い機体の武器を見る限り弾が切れてすぐ降参するはずだ。」
クイ−ル「りょ〜かい。このまま働かないでお金もらえたらいいよね〜♪」

その傍ら、中央の4機は激戦を強いられていた。
アドヴェント「クソッ なんて強力なマシンガンだ!」
目標の武器はただ、苔の付いた大きなy字型の実弾系マシンガンのみ。
バルガスの言ったとおり、すぐ弾切れになると誰もが思っていた・・・。
カロンブライブ「やつの武器はマシンガンだけだが、非常に強力だ! 10秒も当たればバラバラになるぞ、気をつけろ!」
エクレール「くっ ブレードが当たらない!」
プロフェット「なんで、俺のキャノンが当たらないんだ! オラ! オラ!! 喰らえ!!」
ワンストロークの機体プロフェットがキャノンを連発射する。

ズゴーン 

強力なエネルギー線がエクレールに直撃
エクレール「何処を狙っている!?」
プロフェット「違う! 俺が悪いんじゃないぞ!? 敵を撃ったらあんたが邪魔したんだろ!」
エクレール「くっ 邪魔だ。」
クイ−ル「あははっ ワンストロークのやつ味方を攻撃してるよ♪ 相変わらずプライドだけ!高いしね〜」
バルガス「アイツは正直、邪魔だな」
尚も、激戦は続く・・・。
カロンブライブ「よし! 敵のマシンガンが弾切れになったぞ!」
アドヴェント「俺が決める!」
アドヴェントが銃を構えた瞬間。
アドヴェント「なに!砂嵐か・・・。」
特に砂嵐によってロックが外れた事にはさほど驚かなかった・・・。
なぜなら敵の武器はもう弾切なのだから。
アドヴェント「まあ、いい。直接近づいて決めてやる。」

・・・。

ズヴィッ!!

アドヴェント「ぐはぁっ! 馬鹿な・・・。」
スケアヘッドの只ならぬ声に誰もが驚いた。
カロンブライブ「こちらカロンブライブ。大丈夫か? 応答しろ!」
クイ−ル「うーん、ダメだ。識別信号が完全に消滅している。 これはやられたね♪」
バルガス「砂嵐の磁気障害による原因も考えられるが、この場合、スケアヘッドの言葉を聞く限り消滅したな。」
カロンライブ「応答しろ!」
・・・。
カロンブライブ「みんな気をつけろ! 敵はまだ武器を持っているぞ!」
エクレール「・・・。」
プロフェット「じょ、冗談じゃない! まだ死ぬ訳には行かない。 死にたくない!」
ワンストロークが錯乱し、キャノンを見えぬ敵。砂嵐に向かって放つ。
1発。 2発。
エクレール「ぐあぁっ」
3発目はエクレールに当たった。
エクレール「くそっ 貴様ぁ〜 」

ザー

カロンライブ「くっ」
クイ−ル「あはははは、おかしくてしょうがないよ♪ そう思わない?」
バルガス「ワンストロークはEランクのレイブンだからな」
プロフェット「ひゃっ」
カロンライブ「おい、ワンストロークなるべく、キャノンは控え・・・・。」
プロフェットの識別信号が消えた。
カロンライブ「・・・。」
カロンライブ「こちらファイアーバードだ。クイ−ルとバルガス。居たら応答してくれ。」
クイ−ル「ただ働きはあきらめなきゃダメなのかぁ〜 うーん・・・。」
クイ−ル「こちら、ホークアイ。クイ−ル。」
バルガス「こちら、ルガヴィ。バルガス。」
カロンライブ「状況が一変した。二人のいる場所から敵の姿は確認できるか?」
クイ−ル「だめです。レーダーにも反応ありません。」
クイ−ル「そうだ!バルガスの機体の頭部は磁気荒しを防ぐやつにしたんだったよね!? どう?」
バルガス「すまない。レーダーにもそれらしい反応はない・・・。」
カロンライブ「もしかしたら敵はもうこの場所にはいないのかも・・・。」
そして、次第に砂嵐が晴れていく・・・。
カロンライブ「よし、砂嵐は去った。レーダーで敵の居場所を探ってみる。 ・・・なに!」
カロンライブのレーダーに敵の反応があった。 しかし、それは自分の今いる位置と全く同じ場所。
目の前には砂と苔に包まれた白い機体が弾切れになったマシンガンを向けている。
カロンライブ「はっ そうだ、弾は尽きているはずだ。これで決めさせてもらう。」
右手を動かした瞬間。

ブィーン

ズカゥッーン

白い機体がカロンライブのコアに向けていたマシンガンから垂直なブレードが伸びた。
直撃したカロンライブは大破。

クイ−ル「バルガス見た?今のブレード」
バルガス「ああ、マシンガンの銃口より隣のところのくぼみからエネルギー系の高周波が出た。」
クイ−ル「あんな武器装備しているACなんて見たことないよ?」
バルガス「元々、あれがACと決めたのはクレスト側だ。 それに、遺跡で発掘されたらしいからな」
クイ−ル「じゃあ、うちらも本気でいきますかぁ♪」
左右の丘から中央の白い機体に向かいオーバードブースターで突撃していくホークアイとルガヴィ。
機体の速度から先に左手のMOONLIGHTを放つホークアイ。
クイ−ル「もらったよ!」
だが、白い機体はブーストでMOONLIGHTの届かないギリギリのラインまでバックする。
クイ−ル「なに!しまった、逆にブレードで斬られる!」

ドカンッ ドカンッ
瞬間にルガヴィの放ったライフルが白い機体に直撃する。 
クイ−ル「助かったよ。バルガス。」
バルガス「ふん。」
お互い中距離まで位置を戻し、ホークアイはマシンガンでルガヴィはライフルで同時攻撃する。
それを白い機体はほとんどかわしてホークアイに近づく。
クイ−ル「うーん、当たらないよ〜 バルガス。僕がマシンガンでこいつを引きつけるから肩の強力なミサイルお見舞いしてよ♪」
バルガス「了解した。」
バルガスは瞬時にライフルから両肩、4発動時発射ミサイルに切り替え、エクステンションを起動させる。
バルガス「クイ−ル、オーバードブースターでそこから離れろ。」
クイ−ル「あいよ♪」
バルガス「ふんっ」
一気にダッシュしてバルガスの方まで向かう。 ちょうど、ミサイルと行き違えになる形だ。 
しかし、ほぼ1秒差で翻した白い機体もクイ−ルを追う。
クイ−ル「わぁっ! うそっ」
白い機体は多くのミサイルを次々とかわしていき、無残にも目標に当たらなかったミサイルは次々とアーカイブの大地にくぼみをつくる。
クイ−ル「やばい。やばい。バルガス!あと1秒で追いつかれそう♪」
バルガス「・・・。」
ルガヴィはオーバードブースターを起動し、シールドを構えてホークアイと白い機体の方へ突撃していく。
白い機体は完全にクイ−ルを捕らえた。そして、ブレードを放つ。
が、しかし・・・。
白い機体の前にはシールドを構えたルガヴィがブレードを捕らえていた。
そして、一瞬左に移動したホークアイがルガヴィに放ったブレードの反動で動けない白い機体の隙を突きMOONLIGHTを横から斬り付ける。
さらに、MOONLIGHTを直撃した白い機体に至近距離でマシンガンを連射する・・・。


プシュー
ハッチを開けると中に目を閉じた体格のイイ男がいた。
クイ−ル「おーい、あんた寝てるの?」
男「くっ・・・。」
クイ−ル「起きたぁ?」
男「ここは・・・。」
クイ−ル「とりあえず、あんた誰なの?」
男「俺の名前はカイゼル。クレストの調査部隊で確か、遺跡を調査してたら変なACを見つけて中に入ったら閉じ込められて・・・。」
カイゼル「それからよく覚えてないんだ・・・。」
そして、カイゼルは当然のように・・・。
カイゼル「何があったんだ?」
クイ−ル「・・・。」
バルガス「・・・。」
夕日が赤く3人を照らしていた・・・。


クイ−ル「ねー、バルガス。 パスタ食べたくない?」
バルガス「俺は、パスタは嫌いだ。どうもあのホークを使うのが苦手だ。」
クイ−ル「むっ〜 パスタ食べたい 食べたい 食べたい 食べたいよ〜♪」
あの依頼のあと、なぜか報酬は一人分しか出ず、二人で山分けした。でも、なんで報酬が減ったのか僕は考え込んでいた。
バルガスにはその理由が分かるらしいんだけど。教えてくれないんだ・・・・。
遺跡で発見され大暴れした白い機体に関しては相変わらず分かっていない。
ただ、元の遺跡に戻した際。機体の頭部の目から少量のオイルが漏れ、それが泣いてるように見えたとか。

クイ−ル「う〜ん! やっぱり昼はパスタだよね〜♪」
バルガス「・・・。」


メールが届いてます。

TITLE クイ−ル君とバルガスへ

SENDER ファイヤーバード


クイ−ル「はっ・・・。」

ガシャン

思わず、ホークを床に落す。



やあ、この前は酷い目にあったよ。
なにしろ、あそこでマシンガンがブレードになるとはね。
おかげで死ぬ寸前さ。
結局、報酬としては治療費も含めて本来の1.5倍ももらえたからいいんだけど。
それじゃあ、また今度ぜひ一緒に仕事をする事があったらよろしく頼む。


煤i ̄□ ̄;)

クイ−ル「不死鳥ッ!!」
バルガス「そういうことか・・・。」



      
                                  終わり
        

                                   一言

               こんにちは、文才も何もない私が書いたので時間も相当かかりました!
               しかも、駄文です♪ 本当に情けない・・。
               それでも、自分的には60点くらいは逝ってます♪
               とりあえず、内容はACが好きという気持ちが先走ったストーリーになってます♪
               読みにくくてホント申し訳ないデス♪
作者:フロイトさん